景子さん21 ~帰り道でのできごと その2~
景子さんはしばらく考えて、こう言いました。
景「ロマンチックって、どんなのですかね?」
僕「そうですよね。僕も最近そんなこと忘れてました。」
景「若いころはあったのかもしれませんけどね。」
僕「え? 景子さんだって若いじゃないですか?」
景「いえいえ(笑) 10代のこととか20代前半くらいのときとか。」
僕「そうですね。手をつないでイルミネーション見たりとか?」
景「あ~」
僕「ありません? そういうの。」
景「手をつないだことなんてあったかな?」
僕「つながないんですか?」
景「その彼とは記憶にないですね。」
僕「手をつなぎたいとか、あまり思わないですか?」
景「そんなことない…と思いますよ(笑)」
僕「思いますよ?(笑)」
景「はい。多分初めは思ってたんでしょうけど、あきらめちゃったのかもしれないですね。」
僕「僕で良かったらつなぎましょうか?(笑)」
景「良いんですか?(笑)」
そんな冗談を言いながら、信号待ちで手をつなぎました。
もういい年なので、手をつないだからどうということはないんですが、それでも何かちょっとうれしい気分になりました。
景子さんも「わーい」と言いながら、半分れてましたが、うれしそうな感じでした。
と、ここまでは良かったのですが…
この後、景子さんの口から衝撃的な言葉が次々と出てくるのでした。
(つづく)
景「ロマンチックって、どんなのですかね?」
僕「そうですよね。僕も最近そんなこと忘れてました。」
景「若いころはあったのかもしれませんけどね。」
僕「え? 景子さんだって若いじゃないですか?」
景「いえいえ(笑) 10代のこととか20代前半くらいのときとか。」
僕「そうですね。手をつないでイルミネーション見たりとか?」
景「あ~」
僕「ありません? そういうの。」
景「手をつないだことなんてあったかな?」
僕「つながないんですか?」
景「その彼とは記憶にないですね。」
僕「手をつなぎたいとか、あまり思わないですか?」
景「そんなことない…と思いますよ(笑)」
僕「思いますよ?(笑)」
景「はい。多分初めは思ってたんでしょうけど、あきらめちゃったのかもしれないですね。」
僕「僕で良かったらつなぎましょうか?(笑)」
景「良いんですか?(笑)」
そんな冗談を言いながら、信号待ちで手をつなぎました。
もういい年なので、手をつないだからどうということはないんですが、それでも何かちょっとうれしい気分になりました。
景子さんも「わーい」と言いながら、半分れてましたが、うれしそうな感じでした。
と、ここまでは良かったのですが…
この後、景子さんの口から衝撃的な言葉が次々と出てくるのでした。
(つづく)

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