香澄さん31 〜カラオケでリベンジ〜
前回の悪夢を払拭すべく、香澄さんとカラオケに来ました。
まずは声出しも兼ねて、嵐や藤井フミヤを数曲歌いました。
香澄さんは例によって聴いているだけ。
本当は歌ってほしいけど、無理に歌わせてもねぇ…(^^;;
僕「香澄、歌わないの?」
香澄「うん。そのうち歌うよ。」
僕「じゃあ、何かリクエストある?」
香澄「えーっと…スキマスイッチとか聞きたいな。」
僕「スキマスイッチね…」
ということで、「藍」と「奏」を歌いました。
香澄さんは僕の歌に聴き入っていま……
あれ?!
寝てる!(_ _).。o○
どうも動きがないなぁと思ったら、隣でウトウト。
仕事終わりで疲れてたのかな?
僕の歌が子守唄になってしまいました(^^;;
僕はマイクを置いて、香澄さんに肩を貸してあげました。
香澄さんの寝顔を見ながら、何だかちょっと幸せな気分になりました。
こういう時間がいつまでも続けば良いのになぁ(^^)
……
って思えたのも、初めのうちだけでした。
段々と腕がしびれてきて、キツい状態に(>_<)
香澄、ちょっとごめんよ。
頭を乗せる位置をずらさせてもらうよ。
よいしょ。
あっ!
香澄「ん〜…あれ?」
僕「あ、ごめん、起こしちゃった?」
香澄「ん…いや…こっちこそごめんね。いつの間にか寝ちゃった…」
僕「よっぽど疲れてたんだね。」
香澄「自分ではそんなつもりなかったんだけど。」
僕「体は正直だから。」
香澄「そうなのかな。本当にごめんね。」
僕「疲れてたんだからいいよ。気にしないで。」
香澄「ありがとう。」
僕「ちょうどいい子守唄だったでしょ?」
香澄「そうだね。うますぎてね。」
僕「嘘つけ。聴いてなかったくせに。」
香澄「あはは。あと時間どれくらい?」
僕「あと…15分くらいかな。」
香澄「じゃあ、私も歌おうかな。」
ということで、香澄さんがやっと歌ってくれました。
香澄さんの歌声は何度聴いても心地よくて、僕は大好きでした。
僕「香澄の歌、本当良いよね。」
香澄「そう?」
僕「うん。声がなんか良いんだよね。」
香澄「そうかな…私、友だちから変な声だねとか言われるんだよね。」
僕「えっ?! そうなの?!」
香澄「うん。特に電話の声とか。」
僕「そんなふうには思わないよ。むしろオレには心地いいよ。」
香澄「ありがと。」
僕はお世話でもなんでもなく、この声を本当にずっと聴いていたいと思ったのでした。
(つづく)
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僕「スキマスイッチね…」
ということで、「藍」と「奏」を歌いました。
香澄さんは僕の歌に聴き入っていま……
あれ?!
寝てる!(_ _).。o○
どうも動きがないなぁと思ったら、隣でウトウト。
仕事終わりで疲れてたのかな?
僕の歌が子守唄になってしまいました(^^;;
僕はマイクを置いて、香澄さんに肩を貸してあげました。
香澄さんの寝顔を見ながら、何だかちょっと幸せな気分になりました。
こういう時間がいつまでも続けば良いのになぁ(^^)
……
って思えたのも、初めのうちだけでした。
段々と腕がしびれてきて、キツい状態に(>_<)
香澄、ちょっとごめんよ。
頭を乗せる位置をずらさせてもらうよ。
よいしょ。
あっ!
香澄「ん〜…あれ?」
僕「あ、ごめん、起こしちゃった?」
香澄「ん…いや…こっちこそごめんね。いつの間にか寝ちゃった…」
僕「よっぽど疲れてたんだね。」
香澄「自分ではそんなつもりなかったんだけど。」
僕「体は正直だから。」
香澄「そうなのかな。本当にごめんね。」
僕「疲れてたんだからいいよ。気にしないで。」
香澄「ありがとう。」
僕「ちょうどいい子守唄だったでしょ?」
香澄「そうだね。うますぎてね。」
僕「嘘つけ。聴いてなかったくせに。」
香澄「あはは。あと時間どれくらい?」
僕「あと…15分くらいかな。」
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僕「香澄の歌、本当良いよね。」
香澄「そう?」
僕「うん。声がなんか良いんだよね。」
香澄「そうかな…私、友だちから変な声だねとか言われるんだよね。」
僕「えっ?! そうなの?!」
香澄「うん。特に電話の声とか。」
僕「そんなふうには思わないよ。むしろオレには心地いいよ。」
香澄「ありがと。」
僕はお世話でもなんでもなく、この声を本当にずっと聴いていたいと思ったのでした。
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